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税理士事務所の評価

2014年01月31日(金)6:59 PM

税理士事務所はどこで評価されるか。




それは、「税務調査」ではないでしょうか。



どんなに税理士が節税をうたっても、


調査の結果、それが否認されれば、


それは節税ではなく、法人にとっての

 

”コスト”になってしまうのです。


 

 

 

 

院長や社長と打合せをさせて頂くときは、


提案する内容にしても、お願いされる処理にしても


当たり前ですが、それが”調査で通るかどうか”

 

常に考えてお話します。







そんな中、昨年の税務調査の実績が公表されました。



●法人の調査実施件数は、9万3千件(前年対比約30%減)



●そのうち間違いがあった件数は、6万8千件(同約25%減)




 

調査件数が減った原因は、



①法律の改正により税務調査の手続きが厳格となり、


1件当たりの調査の事務量が増えたこと。




②採用の抑制や、職員の研修が増えたこと。


 


などがあげられるようです。



 

 

 

 

 

また、調査の1件当たりの金額をみると、




●1件当たりの申告漏れ金額は、1,070万円(同約17%増)



●1件当たりの追徴税額は、220万円(同約30%増)



●1件当たり不正申告に修正額は、1,610万円(同約30%増)※過去最高






上記を総括してみると、最初から不正と思われる事案や、

 

大口の事案が増えたことが伺えます。





今後は、職員の研修がなくなることや、


新しい事務手続きに職員が”慣れた”ことから


ある程度回復が見込まれるようですが、


調査の手続量自体は、

 

以前と比べ増大したため

 

大きく回復することは難しいようです。











そのため、最近よくみられるのが”書面でのお尋ね”





相続税を申告した方は、


見直してほしい項目を書面で求め、


自主的に修正申告を促しています。



 

誤りが多い不動産所得がある方にも


東京国税局はお尋ねの文書を出しているようです。


 

 

 

 

 

 

 

法人はなんのために申告をするのか。




それは、適正な納税をすることはもちろんのこと。




申告書に国のお墨付きをもらい、



正しい数値であることを客観的に証明してもらうことも


申告するための重要な要素です。





税務署は、大抵の場合、中身を見ないで



提出と同時に印を押して返却してくれます。




その後、税務調査をして具体的に


金額や処理があっているのかを判断します。





そのため、調査が入るまでの決算書はあくまで、


”仮の数値”なのかもしれません。









節税の望んでいる方は、港区の税理士、

 

中田税理士事務所にお任せください。


30分は無料で税務相談を行います。






(郡司)